そもそもコーチングとは？
コーチングはコミュニケーションをとる際のスキルの一つととらえられがちですが、実際はもっと広く、人との関わり方そのものを変えるものです。具体的には傾聴や質問を中心とした対話を通して、相手（クライアント）が自ら答えを導き出し、それに基づいて行動するためのサポートを行います。この、自ら答えを導き出して行動するという部分が重要で、コーチングを繰り返すことで、自ら考え行動する「自律した人」にどんどん近づきます。
コーチングを行うことができるようになると、まわりの人が「自律した人」に育つ手助けをすることができます。また、自分にセルフコーチングを行うことで、自らも「自律した人」になっていきます。
コーチングのメリットはそれだけではなく、相手や相手の考えを尊重して対話をすることで、相手が今までに話してくれなかったようなことを話してくれたり、相手への見方が変わったりと、関係性自体にもいい影響を与えることができます。　コミュニケーションの課題が解決したり、コミュニケーションの質が良くなる可能性も秘めているのです。

今こそコーチングが必要！
VUCAの時代と言われる今の時代、多くの会社は先行き不透明な状況にあります。その中で自分の働く会社が生き残っていくために、いろんな場面で今までのやり方・考え方を大きく見直していく必要が出てきています。また、働き方改革による労働時間の短縮や、DX化の推進、少子化の影響で、より少ない人員で組織を運営する必要性が高まっています。
個人においても、一つの会社に居続ける時代は終わりつつあり、いろんな働き方ができる時代になってきました。自分で選べるというのは良いことですが、自分がどうしたいかしっかりと考えを持っている必要があったり、どんな状況にあっても個人で生き残っていく能力を持つ必要性が高まっているということでもあります。

わたしはそんな時代をうまく乗り切っていくために大事なことは、自ら考え行動する「自律した人」を増やす、また自分が「自律した人」になることであると考えています。
その「自律した人」を増やす、「自律した人」になる上で、このコーチングが非常に重要な役割を示します。